子どもを出産した後、夫婦関係が変化したと感じる人は少なくありません。夫婦の関係が男女から親へ変わっていくため、お互いを見る目も変わってきます。また、出産後は体の変化や体調の変化に伴いなかなか夫婦生活を営みたいと思えず、誘いを断ったという人もいるでしょう。今回は産後セックスレスについてフォーカスしていきます。
セックスレス:病気など特別な事情がないのに、1ヶ月以上性交渉がないカップル(日本性科学会)
産後、特に問題がない場合1ヶ月検診の際に性行為を再開しても問題ないと言われる人がほとんど。
産後セックスの頻度が変化した夫婦は多い
産後セックスレスに悩む夫婦は少なくありません。理由はさまざまですが、多くの家族が子どもを出産してからセックスの頻度に変化があったと言います。妊娠・出産・育児の情報サイト「ベビカム」では、産後のセックスについてアンケートをしたところ、半数が産後まったくないもしくは年に数回程度という回答が出ています。
産前と違う心と身体
出産前と出産後では、精神面でも肉体面でも変化が起こります。その変化によって、セックスする気が起きなくなってしまう夫婦も多く存在します。
出産後の変化はどのようなものがあるのか、見てみましょう。
そして、精神面の変化はこちら。
これらの理由でセックスをしようと思わない、思えないという原因になっているようです。
一方が行為を否定した場合、相手はショックを受けたり悲しくなったりするでしょう。断ったとき・断られたときはお互いギクシャクしてしまう可能性も高いです。
産後セックスレスでも気持ち面では繋がっている
出産後セックスレスになった夫婦は、それにより関係性が変化していきます。セックスレスになったとしても精神面で繋がりがあると感じている人や、セックスしなくても仲は良いし相手を大切に思う気持ちは変わらないという夫婦も。
一方で、愛情表現というコミュニケーションがなくなってしまい悲しいと感じる人もいます。
産後セックスレスは夫婦で考える大事な課題
産後セックスレスを経験したことがある夫婦のなかには、現状のままでいいと考えている人や、相手から何か言われたときに相談して決めるという人、改善を試みて何度も話し合うという人がいます。
一方だけの主張を通してしまうと、夫婦間に亀裂が入ってしまう場合もあります。そのためお互いが納得して生活するためにも、夫婦で話し合う必要があるでしょう。
話し合いの結果、産後セックスレスから脱却した夫婦や、セックスレスのままだけどお互い納得し、子育てを共にするチームのような関係性になったという夫婦もいます。
夫婦生活においてセックスは愛情を確かめる行為として、コミュニケーションの一つと捉えている方も多くいます。そのため相手と対話し、お互いが納得できるように夫婦間で相談することが課題となります。
2人だけで解決しない場合や、なかなかうまくまとまらない場合は、誰かに相談してみるのも一つの手です。家族や友人に話せない場合は、電話相談やカウンセリングなども良いでしょう。
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